ColorEdge CG319X

ColorEdge CG319X

プロが唸る、
新・HDR対応4K登場

 

「アカデミー科学技術賞」受賞

2021年2月、当社は、カラーマネージメントモニター「ColorEdge CGシリーズ」の企画・開発において、アカデミー賞の一部門である「アカデミー科学技術賞」を受賞しました。

アカデミー科学技術賞は、映画界に貢献した重要な技術を生み出した企業・技術者に対して授与される賞です。

このたび、ColorEdge CGシリーズに搭載されている自動キャリブレーション技術などの開発に貢献した当社社員4名が、「技術貢献賞(Technical Achievement Award)」というカテゴリで受賞しました。

 

私たちのアカデミー賞受賞作品は、アカデミー科学技術賞を受賞した技術パートナーへの信頼があってこそ生み出されます。この度の栄えある受賞について、EIZOの皆様に心よりお祝い申し上げます。
DNEGは、EIZOのセルフキャリブレーションができるColorEdgeモニターを自社のVFX設備にグローバルに導入しており、常に最高品質の映像体験をお届けできることを誇りに思います。

- DNEG(英国 VFXスタジオ)
代表作品:「Dune(2021年米国公開予定)」「007 ノー・タイム・トゥ・ダイ(2021年公開予定)」「ワンダーウーマン 1984(2020年)」「TENET テネット(2020年)」

 

制作用のCRTモニターの置替えとしてEIZOモニターは最も適していました。当社では、その後、セルフキャリブレーションモデルを導入し、厳密な色表示が必要なCGアーティストの標準モニターとなりました。EIZOのモニターは、私たちがグローバルに安定した画質表示を維持することを可能にしてくれます。今回の受賞は、EIZO の技術力と業界への貢献が評価されたものであり、EIZOに心よりお祝い申し上げます。

- Framestore(英国 VFXスタジオ)
代表作品:「ミッドナイト・スカイ(2020年)」「ムーラン(2020年)」「ザ・クラウン(2016年TVドラマ)」

 

HDR映像を正しく映し出す優れた表示性能

「PQ方式」と「Hybrid Log Gamma方式」、両方のガンマに対応
配信・映画制作向けの「PQ方式」と放送向けの「Hybrid Log Gamma方式」、両方のHDR入出力特性(ガンマ)に対応しています。

映画作品や放送番組など、HDRコンテンツの編集作業・カラーグレーディング作業に有効です。

「PQ方式」は、HDRの国際標準規格であるITU-R BT.2100及びSMPTE ST2084に、「Hybrid Log Gamma方式」はITU-R BT.2100に準拠しています。


↑SDR (Standard Dynamic Range)のイメージ


↑HDR (High Dynamic Range)のイメージ

DCI-P3、Rec.2020を含む映像制作専用カラーモードを搭載

デジタルシネマ規格である「DCI」や、4K/8K放送の色基準となる「Rec.2020」など、国際規格で定められた色域・ガンマを再現する表示モードを標準搭載しています。

カラーモードはモニター本体の前面ボタンから簡単に切替えて使用でき、ユーザーはプロジェクトの色基準に合わせて手間なく色管理を行えます。

「EDIUS Workgroup 9」と連携してカラーモード切替えを実現
グラスバレー株式会社との協業により、「EDIUS Workgroup 9」のVersion 9.2に、ColorEdgeのカラーモードをコントロールする「モニターコントロール機能」が搭載されました。

 

 

用途に合わせたさまざまなガンマ設定が可能
HDR PQ方式、Hybrid Log Gamma方式を含むさまざまな規格に対応したガンマ値を選択できます。
また、専用ソフトウェア ColorNavigatorを使うことで、任意のカメラLogをガンマに設定できます。モニター単体でカメラLogの映像を確認できるため、撮影現場での運用に有効です。

また、ガンマに「HLG」を設定している場合、入力されたHLG信号に対応してシステムガンマ値1.0~1.5を選択できます。
標準搭載されているガンマ値は以下の通りです。設定値はモニター前面ボタンから簡単に切替えられます。

クリエイティブワークを支える基本性能

測定精度の高いキャリブレーションセンサーを内蔵
CG319Xは、測定精度の高いキャリブレーションセンサーをモニター筐体に内蔵。
経年変化による表示のずれを正しく再調整します。
また、付属の専用ソフトウェア ColorNavigator 7を使って用途に合わせた最適な表示に調整できます。

日本特許第4588044号、第5202654号

ColorNavigatorとは

EIZO独自のカラーマネージメントソフトウェア
ColorNavigator は、優れた色表示性能を備えた当社カラーマネージメントモニター「ColorEdge」シリーズの専用ソフトウェアで、無償でお使いいただけます。
ColorEdgeとColorNavigator を組み合わせることで、モニターのキャリブレーションや、調整目標の作成・編集、複数台のモニター管理を手間なく正確に実施できます。

セルフキャリブレーション時も、事務作業が可能
従来はセルフキャリブレーション時、モニター画面が暗転しPC作業ができませんでしたが、CG319Xは作業画面を表示させたまま、再調整できるようになりました。
これにより再調整中であっても、ユーザーは作業を中断せずメール確認などの事務作業を行えます。

〇日本特許第4809453号
〇セルフキャリブレーション時、画面上部のカラーパッチと右下の調整中ウィンドウは表示されます。

DCI 4K/60p入力に対応
CG319Xは、HDMI端子、DisplayPort端子を各2系統搭載し、いずれもケーブル1本でDCI 4K(4096×2160)/60p入力に対応。4K/60pで撮影した映像を変換せずにプレビューできます。

31.1型の大画面スペースに、DCI 4K解像度4096×2160

フルHDの4倍を超えるDCI規格に準拠した高解像度(4096×2160)で、4K映像はもちろん、フルHD解像度のコンテンツを複数並べて確認作業が行えます。また、149ppiの高画素密度で高画素デジタルデータの細部まで忠実に表示できます。

 

デジタルシネマ規格「DCI-P3」カバー率98%の広色域表示
DCI-P3を98%カバーし、4K/8K放送の色基準となるRec.2020色域にも対応する広色域表示を実現。

また、Adobe RGBも99%カバーしており、sRGB相当の一般的なモニターでは再現しきれない鮮やかな青空や新緑の色を忠実に再現できます。

 

3D-LUTを活用した正確な色表示

画像表示において特定の色をRGB立体上で個別に調整できる3D-LUTを搭載しています。
ColorNavigator 7のエミュレーション機能を使い、映画フィルムの特性ファイルである3D-LUTファイルを適用した表示が可能です。

10-bit表示による高精度で豊かな色再現

10-bit / 12-bit入力対応により、一般的なモニターの8-bit入力(約1677万色)に比べ、さらに豊かな約10億色以上の中から最適な色を選択して表示します。さらに、10-bit表示に対応し、鮮やかな色彩と滑らかな階調をより高い精度で再現できます。

〇10-bit表示には10-bit出力に対応したグラフィックスボードとソフトウェアが必要です。また、HDMI接続での10-bit表示には、Deep Color対応機器が必要です。

4K HDR映像制作を充実させる多彩な専用機能

PQクリッピング機能

PQクリッピング機能で設定した輝度よりも高い輝度をもつ領域をイエローまたはマゼンタで表示できるため、最終展開先に合わせたグレーディング作業に有効です。
クリップする輝度は、モニター前面ボタンより、300、500、1000、4000cd/m2から選択できます。

 

 

 

ColorEdge CG319X >>さらに詳しく【公式サイトへ】
icon

オススメラインナップ
おすすめの商品